作成日:2018/03/20
確定拠出年金制度の改正(平成30年5月1日施行)
厚生労働省から、「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律の主な概要(平成30年5月1日施行)」が3月15日に公表されました。
確定拠出年金制度が、平成30年5月から、確定拠出年金における運用の改善、中小企業向けの対策、確定拠出年金および確定給付企業年金におけるポータビリティの拡充等の改正が施行されます。
中小企業向けの対策では
1.中小事業主掛金納付制度の創設(個人型年金関係)
企業年金を実施していない中小企業が、iDeCoに加入する従業員の掛金に追加して、事業
主が掛金を初出することができる制度
2.簡易企業型年金の創設(企業年金関係)
設立条件を一定程度パッケージ化された制度とすることで、中小企業向けにシンプルな制
度設計として企業型年金(簡易企業型年金)制度
退職金制度の見直し(現在の退職金制度が、勤続年数や定年直前の給与を基準にしている場合は、必ず見直しが必要です)や新たな制度導入を検討している中小企業は、上記2つを必ずチェックしてください。(退職金制度は、各企業の実態により、必ずしもこれがベストという事ではありませんが・・・)
※退職金制度を導入していない企業では、職金制度の有無が、有能な従業員の定着あるいは採用に有利に働くこともありますので、退職金制度の導入について検討してみてはいかがでしょうか。
なお詳細は ⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192886.html
当事務所では、退職金の見直しや制度導入についてのお手伝いをしています。お気軽にご相談ください。